放送は、BSテレ東で毎週水曜夜9時54分~10時00分、10月12日から12月末までで全13回を予定しています。
初回は、コンピューターによる地球温暖化のシミュレーションの基礎を築いた真鍋淑郎博士。
「地球環境問題への挑戦者たち~ブループラネットの未来のために」
BSテレ東 毎週水曜 夜9時54分
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/blueplanet/

【ジグミ・シンゲ・ワンチュク第4代ブータン王国国王陛下】
人々の幸福を開発活動や計画の中心におく国民総幸福量(Gross National Happiness: GNH)という開発哲学を提起しました。
【スティーブン・カーペンター教授】
リンや窒素等の栄養塩類による富栄養化の研究を通じ、湖のレジリエンス(回復力)を、数理モデルを使って解明し、社会-生態系に対する新しい考え方を提示しました。
【グレッチェン・C・デイリー教授】
自然保護と人間社会の繁栄の両立を目指し、人間の生活圏にある自然に着目した「カントリーサイド生物地理学」を築くとともに、自然の価値評価を政策や経済活動に組み込こむため精力的に活動してきました。
【ハンス・J・シェルンフーバー教授】
「地球システム」の解析によって地球温暖化により将来起こりえる重大な脅威を予測し、科学的根拠をもって地球温暖化対策の必要性を国際社会に訴え続け、パリ協定の2℃目標合意に大きく貢献しました。
【マリン・ファルケンマーク教授】
長年にわたる水の研究を通して途上国の貧困に水問題が深く関係していることに気づき、水不足の度合いを示す指標の開発、目に見えない水「グリーンウォーター」の活用の提唱など、水問題の解決に向けて尽力してきました。
【ブライアン・ウォーカー教授】
自然が持つ「レジリエンス(何か変化が起きてもその変化に対応できる能力)」について研究し、予測不可能な変化にさらされる自然生態系と人間社会が持続するためにはレジリエンスを高める必要があると提唱しました。
【ジャレド・ダイアモンド教授】
人類文明史において地球環境問題がいかに重要な位置づけにあるかを独創的な視点で解き明かし、人類が目指すべき次の文明のあり方を示しました。
【エリック・ランバン教授】
全世界の土地利用状況の変化と生態系への影響や人間の経済活動との関係を明らかに。世界規模での森林保護や持続可能な土地利用の促進に貢献しました。
【サイモン・スチュアート博士】
絶滅の恐れのある野生生物の「レッドリスト」の科学的な信頼性を高めることに貢献。野生生物保全のため尽力してきました。
【デイビッド・ティルマン教授】
農業と食習慣が健康と環境に与える影響を調べ、人間の健康によい食べ物は地球環境にもよいことを突き止めました。
【モハン・ムナシンゲ教授】
SDGsにつながる、サステノミクスを提唱しました。始まりは貧困層を救いたい思いでした。
【ヴィーラバドラン・ラマナサン教授】
二酸化炭素以外の汚染物質の気候への影響を数十年に渡って研究...ブラックカーボンの気候への影響を明らかにしました。ラマナサン教授の心を動かした女子高生の言葉とは?
【真鍋淑郎博士】
初回はノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎博士。数値気候モデルによる気候変動予測の研究で、温室効果ガスの役割を定量的に解明しました。真鍋博士が行った「単純化」とは?