ブループラネット賞 

今年度の受賞者

11月17日(木)に受賞者による記念講演会が国際連合大学(渋谷区)で開催されます。

2016年(第25回)

パバン・シュクデフ氏

パバン・シュクデフ氏(インド)
1960年3月30日生れ
国連環境計画(UNEP)親善大使
GIST(Green Indian States Trust)創設者・理事GISTアドバイザリー 設立者・CEO
エール大学ダヴェンポートカレッジアソシエートフェロー


シュクデフ氏は、包括的グリーン経済に移行するための経済的合理性を有しながら実用的な測定基準を開発した先駆者である。この移行には企業こそが決定的な役割を果たすことを示し注目を集めた。さらに氏は、公共政策と経済活動に、生態系サービスの価値を如何に組み込むかを示し、持続可能性に向けた基準を企業、地方、国家の各レベルで開発し、包括的グリーン経済の発展を加速させた。


マルクス・ボルナー教授

マルクス・ボルナー教授(スイス)
1945年4月23日生れ
グラスゴー大学名誉教授、
フランクフルト動物協会アフリカプログラム前ダイレクター
ネルソンマンデラアフリカ工科大学(タンザニア)助教授


ボルナー教授は、過去40年間、アフリカにおける絶滅寸前の野生生物保護や保護区内生態系の保全・管理活動の最前線に立ってきた。教授は、個々の種の保全には、生態系全域での総合的保全が必要であり、セレンゲティ国立公園の場合はタンザニア国民が生態系の保全に対して貢献し、コミットメントをもつことが必要であることを看破した先駆者の一人である。活動の指針として、我々が住む惑星を健全に生存させるには、手つかずの自然、種の多様性、自然美が絶対的に不可欠であるという原則を掲げている。

受賞の辞

ブループラネット賞受賞という素晴らしい名誉に恵まれ、旭硝子財団に感謝申し上げます。表彰いただき、また私自身が感銘を受け学ばせていただいた第一人者の方々と肩を並べる栄誉にもあずかり、大変恐縮いたしております。 このたび賞をくださった活動組織に寄与したすべての人々にこの瞬間を捧げます。特に、大規模になっても成長を続けるTEEBに携わる皆さん、GISTの仲間や協力者の方々、私が教えるエール大学の学生の皆さん、業務に惜しみなく時間を割いてくださった優れたアドバイザーの方々のお陰です。 ブループラネット賞の受賞は、自然の経済的価値を目に見える形で示し、政策立案者やビジネスリーダーの対応をより良いものとし、企業を再計画し、持続可能性の評価尺度や会計システムを改善・実行する、という私の取り組みを今後も続けていく上で励みとなります。これらはすべて、もはや機能していない支配的な現在の経済モデルを、恒久性のある包括的なグリーン経済に変革するのに非常に重要な領域です。

今年のブループラネット賞を受賞し、大変恐縮しております。この名誉ある賞に値すると認められ、過去25年間にわたり旭硝子財団よりこの賞を授与されてきた輝かしい受賞者の皆さまに加わることができ、非常に光栄に思います。 私はこれまでの経歴を通じて、自分自身にとって大きな意味を持ち、シンボル的存在であるセレンゲティ国立公園をはじめ、アフリカにおける重要な保護区の保護につながる活動を行うことができ、非常に幸運であり、光栄でした。私の貢献はほんの些細なものでしかなく、この功績は、国土の25%を保護区に指定し、世界の最貧国の一つに数えられながら、自然遺産を保護するために最善を尽くしてきたタンザニアの人々によるものです。 原野、生物多様性、美しさは、私たち一人ひとりにとって重要なものであり、この青い地球が生き続け、健康であり続けるために欠かせないものです。 ゾウやサイが暮らす場所があり、ライオンが朝日を浴びながら唸り声を上げることのできる未来。そんな未来に通じる道を見つけるのをご支援くださいました旭硝子財団に心より感謝申し上げます。

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