高等学校と連携し、学校における「総合的な探究の時間」を支援する教育プログラム「探究インターン」を実施しました。
2025年は全国12校が参加し、「身近な暮らしと地球環境」をテーマに探究を進めました。
初回:特別授業で探究の第一歩
プログラムの幕開けは、「さかなのおにいさん かわちゃん」を講師に迎えた特別授業。
自分の『好き』から始める探究というメッセージに、生徒たちは大きな刺激を受け、環境問題を自分ごととして考えるきっかけになったようです。 (初回の詳しい様子はこちらをご覧ください)
第2回~第4回:考え方を学び、視点を見つける
その後2回目から4回目の授業は、各校で動画講義をそれぞれのタイミングで視聴し、ワークシートを使って3つの視点からアイデアを出し合いました。
■第2回:「課題設定の考え方」を学び、現在と未来を比較しながら「何を変え、何を残し、何を新しくつくるか」を整理する練習を実施。
■第3回:エネルギーやフードロスなど生活に近いテーマをチームごとに選び、アイデアを出し合いました。
・「節電=がまん」というイメージから、冷水シャワーや“電気に頼らない調理”を試すアイデアが誕生。
・省エネダンスや自転車でスマホ充電など、楽しく続けられる工夫も提案されました。
・ごみ問題では「捨てる人にもプラスがある仕組み」を考え、換金型自販機やポイント制度を提案。
・大気汚染では「CO₂排出の見える化」に着目し、家庭で排出量を比較できる仕組みを考案
■第4回:第3回で出たアイデアをもとに「視点」を定め、仮説を立てるプロセスに挑戦。
「どうすれば『やりたい』と『やらなきゃ』を両立できるか」「日常のどんな場面に組み込めば意識が変わるか」など、実現性を意識した議論が進みました。
最終回:共有し、学びあう
■第5回:これまでのワークを振り返りながら、成果を共有。
発表されたアイデアの一例:
・CO₂削減をゲーム感覚で楽しむアプリ
・利益が出るごみ捨て制度
・ゴミ分別を楽しく学べる仕掛け
・植物版SNSで生物多様性に目を向ける仕組み
この他にもたくさんのユニークなアイデアがあり、すべてのチームのアイデアに対して、財団から講評コメントをフィードバックしました。
また。こうした発表を通じて「進路のヒントが見つかった気がする」という声もあり、学びが次のステップへとつながる手応えを感じる場となりました。
今回の学びを通じて ― 財団より
生徒の皆さんが、自分の関心を出発点にして環境問題を考える姿勢に感銘を受けました。小さな気づきから社会を変えるアイデアが生まれる――そのプロセスこそが探究の醍醐味です。今回の学びが、次の一歩につながることを心から期待しています。
